大阪のローマピザ職人しもせのホワイト飲食経営論的な何か

年商2億円・年間休日130日のホワイトなイタリア居酒屋とラーメン屋を6店舗経営/本職ローマピザ職人/元飲食広告制作サラリーマン/損益分岐点の低いローコストほのぼの飲食経営スタイル広めて、飲食業界を過労しなくても成功する世界にしたい/全国750社参の飲食経営勉強会の2019年MVP経営者💖←参加企業募集中(個人店OK)

ステファブ

Stereo Fabrication of Youthというバンドを二年前のイベントで初めて見た時、恐ろしく貧相な演奏レベルに憤慨した記憶があるのです。ヴォーカルの声に迫力が無くリズム隊も乗り切れてなくて、高めのギター音が虚しく響くだけだった。『ふざけんな!金返せ!』と叫びだしたくなるようなグダグダぶりだったのです(無料ライブでしたので黙ってましたけど)。


ところが、今年の2月頃にスペシャで『two creatureas』という曲のPVを見て、『お、ええ感じやないですか。』と評価を一変させる出来のメロディを彼らは生み出していたのです。気になっていたものの彼らの音楽を聴く機会があまりなかったし、CDを買うのをためらってしまうほど2年前の散々な残像が邪魔をしてそのまま放置していました。


が、9月に2ndアルバムが出たようで、ネットで見かけるレビューも好感触のものが多くて僕も再び気になり始めた頃に『戦場の遠距離恋愛』という曲を試聴したのですが、これが物凄い名曲。もう2年前の悪夢は消えました。


彼らは間違いなくハイライン系と言っていいと思うのですが(ハイライン系というのを定義することは非常に難しいのですが、BUMP OF CHICKENSyrup16gアジカンレミオロメン系統を主流として僕は捉えています)、少し他のハイライン系と違う部分は不安定っぷりの露呈だと思うのです。


例えばBUMPやシロップは『苦しんで悩んで足元が不安定だけど自分達が選んだ世界観は絶対に否定させねえぜ』という強い主張が柱となって何だかんだいって地盤がほぼ固まっていると思うのです。
対照的にステファブは『色々不安なことが多くてどうしていいかわかんないけど一生懸命にやりたいことはあるんだぜ、そりゃもう必死に立ってやるさ。』的な違いを僕は感じ取ったのです。

安定しない音楽だからこそ時に爆発的な名曲を生み出せるかもしれないのですが、見てる方は不安でハラハラしているといった感じでしょうか、似たようなイメージにNANANINE。頼りない叫びが魅力的なのです。まだ奇跡の名盤とやらの『Are you Independent?』しか聴いたことがないのでイメージを固めてしまうのは良くないことかもしれませんが、彼らには自信をつけたり失くしたりの波に呑まれて必死にもがいて欲しいな〜と無責任に思っています。今度ライブに行った時はガツガツっぷりを見せていただきたいものです(ハイライン系の人って野外ライブ弱い?)。


公式サイト
http://www.web-fab.com/