大阪のローマピザ職人しもせのホワイト飲食経営論的な何か

年商2億円・年間休日130日のホワイトなイタリア居酒屋とラーメン屋を6店舗経営/本職ローマピザ職人/元飲食広告制作サラリーマン/損益分岐点の低いローコストほのぼの飲食経営スタイル広めて、飲食業界を過労しなくても成功する世界にしたい/全国750社参の飲食経営勉強会の2019年MVP経営者💖←参加企業募集中(個人店OK)

君に足りないのはGAKU-MC


『DAYONE』の大ヒットで知られるHIP-HOP界で微妙な伝説ユニットEASTENDがこの夏に復活したのは一般的にも少しニュースになったみたいなのですが、復帰アルバムは見事に売れなかったのです。当時は女性ラッパーYURI(正直言うと下手糞でした・・・)がいたのですが、今は消えてます。活動停止後、ソロとして活躍しているGAKU-MCが大好きな僕はもちろん復帰アルバムを喜んで買いましたよ。RHYMESTERKICK THE CAN CREW,RIP SLYME,MELLOW YELLOWなど客演にFG勢ぞろいと豪華な一枚になっているのですが、どうもインパクトが弱い。トラックの弱さも原因であるとは思うのですが、何よりもの問題はGAKUさんのリリックだと思うのです。EASTENDになるとどうやら自意識が強くなってしまうようで『オレに勝てる奴なんていねえよ』的な詞が多く見られるのです。まあ、HIP-HOPで自意識過剰じゃない人の方が珍しいわけなんですけどね、GAKUさんは数少ないうだうだ型のリリックで僕の心を鷲づかみにしていたので、今作はイメージとかけ離れてしまって僕には合わなかったのです。『俺も色々辛いことあるけどさ、一人っきりで頑張らんといけない時もあるんだよ、だからお前もがんばれよ。』というソロ時のメッセージイメージに僕はGAKUさんを心の兄貴として慕っていたのです。代表的な名曲である『25℃に保たれた街』の歌詞を以下掲載。


もはや無意識につけるTV 束の間にかんじなくなった意味
矢継ぎ早に変えるチャンネルのせいか その結果 マジでへんだ 何もねんだ
頭の中 ぼ−っとしたまま 独りで 冷めたピザ 慣れた今
気にして覗くミラ− 荒れた肌 なんか 一人取り残されてんじゃね−か
週末の夜 予定もなく 溜息もらす 年下だった僕
歳を重ね 時間が流れ なんとなく 「さん付け」で呼ばれるのもなんかね
今になって急にだれかとつながりたくなって 打ち込む言葉
25℃の街で出す手紙には切手すらいらなくなって


着信アリ 番号通知ナシ 部屋を空けたほんのちょっとの間に
もしかして……………… ちっぽけな僕がまだここにいる


まさに僕ですよ、これ。僕のことを歌ってるとしか思えないほどの共感を覚えました。やっぱ僕は『不条理さに負けそうになりながらも頑張ってるぜ』というようなテーマの詞が大好きなようです。SOFFetの『人生一度』もそんなイメージですやん。切手すらいらない手紙しか出さなくなって何年経つのかなあと感傷にふけってみたり。


でもですね、何だかんだ言ってEAST ENDの復帰アルバム『Beginning of the Endless』は良い作品ですよ。ライムスターやRIPは抜群にマッチしてたし、童子ーTも渋くて良い味出してたし、KICKもエロかったし、繋ぎさえ良ければ名盤になってたのになあ・・・・。



あと、GAKUさんには『昨日のNO,明日のYES』というド名曲があるんですよ。共感しすぎて僕は聴くたびに切なくなってます。http://www5.plala.or.jp/badboyz8112t/kinounonoasitanoyes.htmよかったらここで歌詞をチェックしてみてください、ああ・・・うだうだ・・・・。メロディは『25℃に保たれた街』の方が泣けるけど、歌詞だとこっちの方が抜群に泣ける。ほっとくといつも君は〜すべてを一人で背負うようなことがある〜だからそういう意味だ 〜頑張りすぎのようだ〜♪



『25℃に保たれた街』を是非試聴してみてください、聴きやすい切なさ。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/AR/GakuMc/ARCJ-149/