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箱根に温泉旅行に行ってきました。温泉につかってると僕以外の男がみんな屈強だったので悔しくてせめてその厚い胸板に練り物を塗ったくってやりたくなったけど、サザエさんのヘアースタイルみたいな形のかまぼこを作ってみたい、屈強という皿の上で、そしてカツオはこう言うんだ、『違う違う、姉さん、それ、スネオヘアー!!』と、でも、実際出来ないので、僕は屈強どもよりも長く温泉につかってやろうと宣戦することなく勝負を挑んだらとても疲れた、湯当たりで温泉疲労、あ、ちなみに四連勝(温泉チャンピオン)。
以下、箱根での脳内発言集。
ロープウェイにて。
『もし、ロープウェイを支えているワイヤーが焼き鳥だったらどうする?』
『肉だけそっと取る。』
『正解』
『ロープウェイの終点ではオッサンが焼き鳥を焼いている。』
『そのオッサンの趣味は新雪に焼き鳥のタレをこぼすことである。』
『だから夏場は暇だ。』
『夏場はサーフィンだ。』
『焼き鳥片手にサーフィンだ。』
『だけど、時々ロープウェイが恋しくなる。』
『そんな夜はゴスペラーズを聴きながらホテルで焼き鳥を焼く。』
『私はロープウェイをすべて焼き鳥にしたい。』
『ゴンドラを焼き鳥で構成してみたい。』
『シートはやわらかい、そしてほんのりあったかい。』
『レバーの部分がもろい』
『やばい、レバーの隙間から子供が落ちた。』
『オッサン、ピンチ。』
『大丈夫、焼き鳥はおいしいから!!』
『オッサン満足。』
『オッサン、レバーで作った部分のシートを砂肝に代える。』
『これで悲劇はくりかえされない。』
『なぜなら砂肝だから。』
僕は高所恐怖症ですから、怖くて怖くてオッサンのことばかり考えてました。