ピッツァじゃなくてピザだからっ!!!

関西で何店舗かPIZZERIAを経営してる石窯ローマピザ職人の下瀬明信です。アダ名は、せもし。飲食店作りたい人に向けて、お酒に合う惣菜ピザやおつまみのレシピを書いていきたいです。お店の作り方や経営ノウハウとかも書きたいです。自分の経験や知識を出し惜しみしませんが、ヤル気はなかなか出ないです。

想像上のサラリーマン

僕『え?ちょっと待って。』
友『うん。』
僕『・・・・・。』
友『・・・・・。』
僕『・・・・・。』
友『・・・・え?』
僕『・・・・え?』
友『いや、あの。』
僕『え?何?ちょっと待ってよ。』
友『え、いや、うん。』
僕『・・・・・。』
友『・・・・・。』
僕『・・・・・。』
友『・・・・え?』
僕『・・・・え?』
友『・・・あの。』
僕『・・・・え?』
友『あの、早く。』
僕『・・・・うん。』
友『早く、ゴミ箱の前からどいてよ。』
僕『・・・・・え?』
友『いや、捨てたいものがあるの。』
僕『・・・・・え?ちょっと待って。』
友『そもそも何で待たなきゃいけないの?』
僕『もし、9回裏ツーアウト満塁で一打で逆転出来る場面、君ならどうする?』
友『うーん、三振を恐れずに思い切ってフルスイング!かな。』
僕『いや、じゃなくて、残業で試合を見れないサラリーマンの立場になって考えてよ。』
友『そのサラリーマン試合に関係ないやん!』
僕『アホか!サービス残業やねんぞ!少しは暖かく接してあげてください!』
友『えー。』
僕『まあ、そのサラリーマンの贔屓チームの試合はデーゲームで終了してるんだけど。』
友『間接的にも関係ないやん!』
僕『アホか!そのサラリーマンはすごい野球が好きな人なの!気になるの!すごい気になるの!』
友『別に家に帰ってからスポーツニュースを見ればいいじゃないか。』
僕『アホか!そのサラリーマンのその日は妻の誕生日やねんぞ!家に帰っても見れる日じゃないの!妻を見なきゃいけないの!』
友『それじゃ早く帰れよ!』
僕『サービス残業なの!それにコンビニで美味しそうなカップラーメンを見つけちゃったから食べてから帰りたいの!』
友『早く食べろよ!』
僕『まだお腹空いてないの!!』
友『ええええーー。』
僕『あ、三振!』
友『え、試合が終了しちゃったの?』
僕『いや、残業の息抜きで始めたパワプロで三振を取られました。』
友『家に帰ってからパワプロやれよ!』
僕『家にはゲームギア以降のゲームが無いの!会社でやるしかないのよ!』
友『プレステくらい買えよ!』
僕『いや、妻が・・・・妻が・・・ゲームギア以外認めてくれなくて。』
友『ええー。』
僕『あ、三振!』
友『またパワプロ?』
僕『いや、ツーアウト満塁で三振。』
友『え、そのサラリーマン試合見れないんじゃないの?』
僕『パワプロしながらテレビをザッピングしてるうちにその試合が目に入ってしまいまして。』
友『試合見れてるやん!』
僕『あ、ほんとだ!』
友『ええー。』
僕『いやあ、僕の妄想がようやく納得の行く結果に落ち着いたよ。ありがとう。』
友『じゃあ、早くそこをどいてよ。』
僕『え?ちょっと待ってよ。』
友『何で?悩み解決したやん。』
僕『そのサラリーマンが妻の誕生日なのに残業してしまったことに対してどういう態度を取るべきか考えないとダメだから、ちょっと待って。』
友『お前はそのサラリーマンと親友か!』
僕『いえ、想像上のサラリーマンです!』
友『じゃあ、どけよ!ゴミ箱の前から消えろ!』
僕『何でゴミ捨てたいねん!』
友『エコロジーや!』
僕『じゃあ、しょうがない!エコロジーありきのサラリーマンだから!』
友『・・・・あ、15分も経ってる、麺が伸びちゃったじゃないか!』
僕『え?』
友『あのな、俺ね、カップラーメンを食べ終わったらすぐにゴミ箱に捨てたいっていう性癖を持ってるねん。』
僕『え、まじで?』
友『そうなの、だから、俺、ゴミ箱の前でしかカップラーメン食べられないねん。』
僕『それは悪かった、ごめん。』
友『うん、いいよ。』
僕『俺ね、その気持ち、よくわかるよ。』
友『え、まさか、お前もゴミ箱の前でしかカップラーメンを美味しくいただけないタイプ?』
僕『いや、俺は違うけど、そのサラリーマンはそういうタイプやねん。』
友『・・・・。』
僕『奇遇だね。』
友『・・・・・想像上のサラリーマンでしょ?』
僕『うん。』
友『え?』
僕『うん、大丈夫。大丈夫、だと、思うよ。』
友『そっか、いただきます。』
僕『おあがりなさい、あ、僕の想像上のサラリーマンも今、ゴミ箱の前でラーメンを!』
友『うん、もういいよ。』
僕『うん、ごめんな。』
友『・・・・・うん。』

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