小説の終焉は
伊坂幸太郎の出現で救われちゃうんじゃないかと思う。そして、僕も救われる、ありがとう、僕の人生を小説化してくれて、この小説の行間をあぶり出しすれば僕の6歳の頃の話が読めますよ、あの頃は満員電車でよく痴漢に間違えられていました。
小説の終焉を悲観的に綴るのではなく小説が歩んできた歴史をいったん整理して未来の小説に期待しようってな読後感、まだ小説はやりつくされてないって思いたい。この本のタイトルを見た時、『小説?マジ興味ねえ!俺らが興味あるのはリアルだけ、小説読んでる奴なんて早く終わっちまえ!黙れマザーファッカー共!あ、お母さん、今日はハンバーグがいいな!えー、
筑前炊きー?ここ一ヶ月毎日
筑前炊きやん!』って感じの渋谷路上が住所のラッパーが書いているのかと思った、親孝行の方がリアルなのだ。全然違った。