対皇族用朝食会
『もしも宮中晩餐会に招かれたら―至高のマナー学 (角川oneテーマ21)』という本を読んだんですけど、未だに皇族から晩餐会の招待状が来ない、どういう理由で僕を除け者にするのかはよくわからないので、こっちから仕掛ける、皇族を僕の部屋に呼ぶことにしました。ということで、朝4時から、白米とお味噌汁と納豆とマルシンのハンバーグを用意しながら皇族の到着を待っています。普段ならマルシンのハンバーグにはケチャップしか用意されないんですけども、今日はマヨネーズも待機、しかもピュアセレクト、さらに目玉焼きがつくという対皇族用シフトを用意してるのに、まだ来ない。せっかくの立食パーティーなのに、こたつで立食パーティーなのに、扇風機も用意してあるのに。『あー、早く来ないかなあ、あたいの料理冷めちゃうわ!』と恋人を待つ少女のような気分で待ってたら、僕の恋人がご飯を食べに来ました、違う、違うから、君は皇族じゃないから、寝癖をヘアースタイルの完成形に取り入れようとする皇族なんていないから、君のご飯じゃないから、あー、もういいや、いただきます!