不審者と不審者を追いかける優しい不審者
日曜デート。自分が住んでない閑静な住宅街で『誰も見てないからいいよね』と言い靴を脱ぎ裸足で駆け出す彼女、僕は必死に追いかけ『ちゃんと靴を履きなさい!』と怒り靴を履かせる、ところが数メートル歩いたところで『ヒール!どっせーい!』と言い靴を放り投げ裸足で駆け出す彼女、僕は投げられた靴を拾い彼女に追いつき靴を履かせる、そんなことを数回繰り返してた休日、何度も裸足になろうとするので腹が立ったから靴に炊きたて御飯を詰め込んで靴と足が糊で離れないようにしてやろうかと思ったけど火傷しちゃうよなあって思って、炊飯器をそっと鞄にしまいました。