遊牧民が僕を射ようとしてる
体調の悪さと不眠症がピークを迎えつつあるので、僕はもうすぐ死ぬと思います、死ぬまでにやりたかったなあ・・・・・6畳和室の畳の上にマルシンのハンバーグを敷き詰めた上で体操座りして悩んで『俺、あいつと結婚するべきなのかもしれん、よし、心に決めた!』とほんのり温かい肉の上からプロポーズへ向かいたかった・・・・結婚したかった・・・・新生活、食器棚の扉を開けるとぼとぼとと数枚のマルシンのハンバーグが落ちてくる・・・僕は『ははは、焼き立てだよ』と、妻はそんな新居と夫に嫌気がさし、家にあるマルシンのハンバーグすべてにきな粉をふりかけた、そして私は離婚を決意するのであった。