DANDAN心DOKIDOKI
隣に住んでるおばさんの洗濯物の干しっぷりが堂々としすぎている、ベランダに干せばいいのに真逆、玄関のドアの前に干してある。インターフォンを押して中からの返事を待っている間に来客の目には洗濯物、乳首の部分がくりぬかれた淡い肌色のくたびれたブラジャーを見ながらおばさんが出てくるのを待つしかない。いくらなんでもフリーダムすぎる、ご自由にお持ち帰りできすぎる、もし僕に魔が差したら下着泥棒になんて簡単になれるんだ、おば、おば、おばさーん!!どうしよう、ああ、おばさん(50歳過ぎ、趣味は本棚に豆腐をつめて並べること)、いとしいよ、おばさん。あ、簡単に下着を取れるってことは、簡単に下着を干せるってことじゃない?おばさんの物干し竿にいつだって触れることが出来るあたし、僕はジンジャエールでびちゃびちゃになった自分のトランクスをおばさんの物干し竿に干した、僕の下着とおばさんの下着とコラボ、風に揺れてるよ、ああ、他人の物干し竿に自分を掲げる背徳感!!ゾクゾクする!だけど、すごい犯罪っぽいので五秒でトランクスは取り込んだ、まだジンジャエールの炭酸が僕の肌を刺激するけどこれ以上はコラボ出来ない、あー、どきどきしたー、ん?あれ?おばさんのブラジャー、黒ずんでる?ちゃんと洗濯出来てないのかな?もう、しかたないなー、おばさんったら、僕が洗ってあげるよ!っておばさんのブラジャーを取ってJOYで洗った後に肌色のブラジャーにショッキングピンクの塗料をぶっかけてくりぬかれた乳首の右部分に横浜の守護神クルーンの顔写真のワッペン、左部分に佐々木主浩の似顔絵のワッペンを縫い付ける、おばさん、喜ぶかなー。