壁を登るか、DJをやるか、あー、もう、壁を登りながらDJをやればいいじゃない！

どうやら僕はDJをやるらしい。踊るだけじゃ物足りないなら壁登っちゃえばいいじゃない！なんてわかった風に『壁登りナイト打ち合わせ会（幹部は全員ジャングル生まれ砂漠育ちの日本人）』で発言しちゃったりしてるんだけど、実際はDJって何をやるかわからない。えっと、お客さんが壁を登るのを補助すればいいの？あなたのお尻を持ち上げます！ってテンションでいいの？いやあ、全然わからない。あ、でも、本当に壁に登ったら怒られるらしいから、壁に登るお客さんを叩き落さなきゃいけないのか、うーん、DJは難しいなあ。お客さんが心の中の壁だけを登るように、現実の壁は登らないように何とかしなきゃ。DJは大変だ、クラブの壁にお客さんそれぞれの祖母の写真を飾るとかどうかなあ？額縁に入れて、入場する時に１５００円と祖母の写真の提出を求めますよ。みんな、おばあちゃんを乗り越えてまで壁登らないよね、おじいさんに怒られて凹んでいるおばあさんに優しく手を差し伸べる老人会の会長（２８歳、無職、男）の写真とか欲しいなあ、ゲートボールが上手いってだけで老人会の頂点に登り詰めた若い会長、若さがばれないように毎朝しわを書くメイクに３時間かけてる会長、実の祖母が老人会に入ってきたらどうしよう！年がばれちゃうぜ！涙ぐましいニートの努力、ついに見つけた居場所を守るため僕らは壁を登る、うん、老人の壁をも乗り越えちゃうナイト、それが、壁登りナイトだ！