気分次第さ、もう

地球ウォーカー

僕の住むアパートの改修工事が始まってて窓を開けたら大工さんが組んだ足場が見える、この足場の上に立って歩いてったらお隣のおばさん（５０歳、カラーコンタクトが迷彩柄）の部屋まで簡単に行けちゃう、もちろん行かないけど、僕の貞操帯が食いちぎられちゃう、そんでその貞操帯は肉じゃがにぶちこまれて柔らかく煮込まれて僕が犯され終わった頃に食卓に並ぶんだ、怖い、陵辱されたくない、足場に未練は残るけど、部屋で穏やかに音楽でも聴いておいた方がいいんじゃないかって思って僕はMELLOW YELLOWの新譜を聴いている。彼らの音楽と言えばとてもチープで音数が少ないトラックにこれまたチープで下世話な内容のラップを乗せた最高のヒップホップっていうイメージがあったんだけど、今作は円熟期の安定性を出しつつも相反するような民族音楽のループを取り入れたり不安定で実験的なサウンドはとても迫力があってチープさが無い、凶暴さを持たない攻撃性、バランスが絶妙なのか少しずれてるのか不思議なリスクチャレンジ、うーん、でも、好き、だってリリックはチープなままだから、ラスベガスで豪遊しててもホテルに帰ればお茶漬けが晩御飯、とても素敵なイメージだと思う。気がつきゃ僕は自分で貞操帯を煮込んでいた、今夜はチゲ鍋、パンツが燃え上がるぜ！