『帰りたくないよ』ってクラブの隅っこで体操座りしたかったんだけど眠くて布団が恋しくなったのでけっこう早く帰ったけど楽しかったので本当にもっと遊んでいたかったんだ!でも、布団が誘惑してくる、めくれあがった掛け布団・・・露になった敷布団・・・うずくまって泣いてもいいんだって枕が優しく問いかける・・・ああ・・・今宵のリアリティー
壁登りナイトが本当に楽しすぎて、終わってしまったんだなあと思うと寂しくてたまらない、だけど生活には戻らなきゃいけないわけでぼけーっとしながらも働き勉強する。何をやっても手につかない、心があの夜から置いてけぼりになっている。もうどうしよう、気がついたら僕は友達のスニーカーの靴紐をいじってどうやったら面白い状況が生まれるかずっと考えていた、虹色の靴紐にする?ところてんを靴紐にする?ああ、面白いことが思い浮かばない、壁登りナイトより面白いことなんて簡単に見つからないよ・・・僕は胸が苦しくなってそのスニーカーにパンナコッタを詰めてチョコレートで『助けて・・・』って文字を書いて海に流すのさ、遠い海の向こうまで僕の思いと一緒に届けパンナコッタ!僕を思い出の世界から助けて!