大阪のローマピザ職人しもせのホワイト飲食経営論的な何か

年商2億円・年間休日130日のホワイトなイタリア居酒屋とラーメン屋を6店舗経営/本職ローマピザ職人/元飲食広告制作サラリーマン/損益分岐点の低いローコストほのぼの飲食経営スタイル広めて、飲食業界を過労しなくても成功する世界にしたい/全国750社参の飲食経営勉強会の2019年MVP経営者💖←参加企業募集中(個人店OK)

僕はバブル世代じゃない、米騒動世代だ

米が切れた。白飯食べたいけど、左手怪我してて米を買いに行くのがものすごくめんどくさい。あ、そういえばこの前、実家(神戸)から電話かかってきて、妹(小6)が『お兄様、お米が無くなったら連絡ください、力になりましょう』って言ってたので電話してみることにした。お兄様、って、普段は『バブルに抱かれた女』って俺のこと呼んでたのに。



僕 『もしもーし』
妹 『あ、バブルに抱かれた女か!』
僕 『兄です』
妹 『泡、弾けちゃったね・・・』
僕 『まあ、そうやねえ』
妹 『ベッドに残った男の甘い匂いと汚れたお金で、頑張って生きてね。』



ガチャン、ツーツー


そこで切るのかよ!いや、まだ、米の話してないし!もう1回、電話ー。



僕 『もしもーし』
妹 『まだあの人の大きな背中が恋しいの!?それじゃあ、行っちゃいなよ、あの人、追いかけて行っちゃいなよ、早く、成田空港だよ!ごつごつした筋肉質の背中、奪っちゃいな!ここは任せて!私が、ハム太郎録画しておくから!』



ガチャン、ツーツー


父親が見る映画(ミナミの帝王、バブル時代系)を一緒に見て育っちゃったんだろうなあ、うちの妹。って、また、電話切られた。もう1回。



僕 『もしもーし』
妹 『あら、お兄様、ご機嫌いかが?調子良かったら、死ねーー!!』
僕 『いえ、左手怪我してるし、お米が切れてしまってひもじいです。』
妹 『そう、それならいいわ、ラッキー&ハッピーだわ、で、何の用?』
僕 『あの、お米。』
妹 『わかったわ、お米送ります、代金引換で!送料3万円な。』
僕 『えー!何でそんな送料かかるねん!兄から荒く稼ごうとするな!それなら、頑張ってスーパーに買いに行くわ!』
妹 『ウソやってー、普通に送るよ、80円切手貼って、便箋に入れて送るー。』
僕 『一合も炊けへんやん!絶対、量少ないやん!普通に送ってよー』
妹 『わかったって、送るよ、モスクワに。』
僕 『俺は東京在住や!』
妹 『え?もしかして、東京の方のお兄様?』
僕 『東京の方?俺長男!ロシア在住の家族なんていないやん!』
妹 『あー、そうかー、東京かー、東京じゃ、仕方ない、この話は無かったことに。』
僕 『いや、待てよ!米ーーー!!』
妹 『現在、留守にしております、ピーっという発信音の後、メッセージを・・・』
僕 『会話の途中で留守電に変わるか!なんでやねん!俺と米の話をしてくれ!』
妹 『バブルが弾けたのに、あの人の背中を追いかけずロシアに行かなかった家族に興味は無い!』



ガチャン、ツーツー



えー。ロシアにいなきゃ米を送ってくれないのか、うちの家族は。