千葉のユニクロ、十二単十二色展開。

愛しのＭ君が東京から千葉に引っ越すことを考えていると聞いて僕は泣いた、二人の距離が遠くなっちゃうんだよ！僕は何とかＭ君を東京に留めようとして、『千葉県なんて何も無い田舎よ、知ってる？千葉のギャルの最新ファッション、十二単やで。街中、古墳だらけやで。』と千葉の田舎っぷりをアピールしたもののあまり効果は無かった。僕は悔しくて、Ｍ君が持ってた賃貸物件の雑誌にいろいろ書き込んだ、駅から徒歩３分って書いてあるところを港から漁船３分って書き換えたりした、２ＬＤＫをＫＫＫって書き換えたり、和室畳部屋を生魚を畳の上に敷き詰め部屋と書き換えたり、オートロックを軟禁って書き換えたり、家賃５万円を家賃ＴＢＳ株と書き換えたり、ユニットバスをせもし君とユニットを組んで一緒にお風呂に入るって書き換えたりしてたら何だか涙がこぼれてきたよ、外を見れば雨・・・。僕は無力だ、Ｍ君はきっと引越ししてしまうんだろう、ああ、離れ離れ、僕は覚悟を決めてＭ君に言った、『千葉に行っても連絡ちょうだいね！千葉に郵便局とか携帯電話とか無いと思うから、飛脚使ってね！』と、するとＭ君は『やっぱり２００海里ぎりぎりに住もうかな』って言ってた、彼はバカです。漁船で何分かかると思ってるねん！