ほっとけないやらしさ(メガネが溶けるほど恋したい)(全裸のマネキンにせめてメガネを与えてやってください)
夜の代官山をうろうろしてたら、もう閉店してて店内真暗のブティックの女マネキン3体が月明かりの中、通りに向かってM字開脚してるのが見えた、ひどい丸見え。あれはわざとだ、狂気店員、なんでわざわざマネキンを辱めてから帰路に着くんだろう?代官山を誘惑する3体の無表情ながら淫らで艶やかなマネキンが僕を見つめてくる、抱いて・・・って言ってるような気がする、ああ、助けてあげたい、でも、マネキン達はガラス越しで鍵がかかった店内にいる、どうしようもない僕はせめてものつぐないとして、道路に倒れこみマネキンに向かってM字開脚した、大丈夫、恥ずかしいのはマネキンだけじゃないよ、俺も恥ずかしいんだよ、僕は悲しくて泣きながら夜の代官山をM字開脚のまま練り歩いた、たまにコサックダンスを混ぜたりしながら駅まで頑張った、M字開脚じゃひっかかって改札を通れなかったので、『大丈夫、俺、マゾだから、Mだから、許してくれる、いつも心にMを、まじで煮沸したての代官山メガネ1000本の中に突き落とされたい、もしくはお洒落メガネをかけた田中真紀子1000人の中に突き落とされたい』なんて考えてたらマネキンなんてどうでもよくなった、あと、真紀子は流石に、無い、美佐子がいい。