大阪のローマピザ職人しもせのホワイト飲食経営論的な何か

年商2億円・年間休日130日のホワイトなイタリア居酒屋とラーメン屋を6店舗経営/本職ローマピザ職人/元飲食広告制作サラリーマン/損益分岐点の低いローコストほのぼの飲食経営スタイル広めて、飲食業界を過労しなくても成功する世界にしたい/全国750社参の飲食経営勉強会の2019年MVP経営者💖←参加企業募集中(個人店OK)

飲んでりゃ昨日も見えるだろう明日が行き止まり

忘年会で下っ端が自分のペースで飲めるわけないので僕は頭痛を無視して飲み続けた、グラスに注がれる濃い酒をガンガンに飲む、ぶったおれてやった、ピース!でも、全部用意と後片付けはやらなきゃいけないんだからもう一人の下っ端である友人と僕はふらふらになりながらお皿を洗ったりしてたら、僕の鍋のふたが割れた、友人が割っちゃったんだ。飲み会で鍋やるからって自分の持ってきてたんだけど、割れた。鍋ぶたが真っ二つになった、たったそれだけのことだけど僕はトイレに駆け込んでめちゃくちゃに泣いたんだ。あれはなあ、俺が上京したての頃なあ、お金無くて貧乏でなあ、でもなあ、彼女と鍋したかったから、夜中に山崎パンでバイトしてお金作って買った鍋でなあ、色んな思い出があるねんって、ものにしがみついてんだ、何だかとてもカッコ悪いなあって思って『鍋くらい大丈夫や!』って笑いながらトイレから飛び出してお酒をあおった、無理した、僕の鍋ぶたはかけがえのないものだったんだ。真冬の朝帰りの凍った道路で僕はふたの無い鍋を抱えながら這いずって帰宅、ふと見ると、鍋の中に何か入ってる、わー、茶碗蒸しだー、友人からメール、『ふた割ってゴメン、鍋に茶碗蒸し作ったから食べて』って、僕は泣きながら素手で茶碗蒸しを食べ始めた、冷たい、具は無い、茶碗蒸しから唯一出てきた具は僕が友人に貸してたipodだった、全ては酒のせいだけど友人を殴ろうと思いながら僕は埋もれてるipodでピーズの実験4号を聴きつつ茶碗蒸しを食べ続けた、とても良い曲だなあ。