自分を追い込まなきゃ何も始められないのだ
グズをなおせば人生はうまくいく―ついつい“先のばし”する損な人たち (だいわ文庫)
- 作者: 斎藤茂太
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/03
- メディア: 文庫
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こういうのを自己啓発本と言うのかなあ、高校時代は心理学を勉強したくてこんなタイトルの本をよく読んでた記憶がある。今のひねくれきって少しだけ熟してしまった二十歳過ぎの僕には、当たり前のことばかり書かれてて言われなくてもわかってるよ、って感じちゃってついつい本を放り投げたくなるものだけど、自分以外の人間が当たり前のことを文章で表現してくれるってのはとても大事なことなんじゃないかなと思った、友達や上司やらに誰でも思いつくような当然の解決策を提示されたって反発するかあとで愚痴っちゃうから。で、その切り口がその人なりの優しい断面を持ってたら腐ってる僕のグズっぷりに穏やかに溶け込んでくれちゃうんだろう、斎藤先生ありがとう、たぶん僕はこの本を忘れてこの先もグズのままなんだろうけど、良い停滞にはなった。グズ、というのは宿題をギリギリまでやらないような人をさす言葉だから、僕にはとてもぴったりで直さなきゃいけないんだよなあ、うん、宿題はギリギリまでやらないというか基本的にやらないけど、たまに宿題やる時だってギリギリ、この前は英語の和訳を放送コードぎりぎりの官能小説的の言葉で表現し(「これは乳首ですか?」「いえ、椅子です」「その椅子は人肌ですか?」「すいません、あの・・・はい、さっきはちょっと嘘つきました・・・あの・・・その椅子は乳首です」)、溶けかけたアイスを口に咥えノートにミルクがぎりぎりこぼれないように頑張り、ギリギリ時間に間に合わず先生に怒られました。