大阪のローマピザ職人しもせのホワイト飲食経営論的な何か

年商2億円・年間休日130日のホワイトなイタリア居酒屋とラーメン屋を6店舗経営/本職ローマピザ職人/元飲食広告制作サラリーマン/損益分岐点の低いローコストほのぼの飲食経営スタイル広めて、飲食業界を過労しなくても成功する世界にしたい/全国750社参の飲食経営勉強会の2019年MVP経営者💖←参加企業募集中(個人店OK)

刺身ブラウン

サナギさん 2 (少年チャンピオン・コミックス)

サナギさん 2 (少年チャンピオン・コミックス)

一人ぼっち部屋の中で四コマ漫画読んで声を出して腹抱えて笑っても寂しくないのは可愛い毒が笑いを生んでるからなんだろう、大喜利っぽくボケをかますコミカルな二頭身女子中学生キャラの目は黒い丸で白が無くて表情はずっと変わらない、そんなに現実離れしてるわけじゃなくてちょっと視点が一般的な女子中学生とずれてるだけ、ちびまるこちゃんに出てくる野口さんが鋭くなったらフユちゃんだ、それが面白すぎてたまらない。自分の世界にこもって気持ち悪い妄想ばっかして生まれたひねくれ発想がシュールを通して中学校ににじみ出てくるって面白くないわけないじゃないですか、5コマ目があるとしたらボケた後の無言の空白が数秒漂ってるんだろう。中学生ってのは色んなことがわからなくて必死で気持ち悪くて、そこに必死さからずれた発想が飛び込んでくる、素晴らしい衝突ですね、最高に笑える、だってセーラー服で黒目で感情の起伏無しの女子中学生って絵はそれだけでもう笑える、絶対世の中なめてますもん、こんなキャラを通して文字だけでも面白い作者のボケが放たれるわけですよ、あー、幸せ。自分の世界にこもって妄想と対話するってのはとても哲学的だと思いますが、それが笑いに向くとどれだけ不条理な状況の発想が繰り返されるか、面白いことを表に出さないうちは孤独であるべきなんだなあ、笑いの爆発力貯まる貯まる。そう、そう、作者の施川ユウキさんは御自身のサイト*1で写真で一言ボケをやってて、テキストサイトとしてもレベルが高いです、あと、一巻の内容が少し読めます(私的には二巻の方がわけのわからない発想が強くなっててお勧めです)。毒を伴ったボケが可愛さに包まれてるって後味いいなあ。登場人物みんな可愛くて少し不思議。素晴らしい。だって『レモンイエローって(色)いいね みずみずしくておいしそう』って発言に『そして対極にある色が・・・刺身ブラウン』って返す無表情の女子中学生って、うん、最高、大好き。