大阪のローマピザ職人しもせのホワイト飲食経営論的な何か

年商2億円・年間休日130日のホワイトなイタリア居酒屋とラーメン屋を6店舗経営/本職ローマピザ職人/元飲食広告制作サラリーマン/損益分岐点の低いローコストほのぼの飲食経営スタイル広めて、飲食業界を過労しなくても成功する世界にしたい/全国750社参の飲食経営勉強会の2019年MVP経営者💖←参加企業募集中(個人店OK)

未完成の誕生日があふれてくるんだ


僕 『俺、今日、誕生日やねん。』
友 『えー、お前、ここ一週間毎日誕生日って言ってるよね。』
僕 『違う違う、今日は誕生日なの。』
友 『うん。』
僕 『昨日までの一週間は誕生日っぽい誕生日やねん。』
友 『よくわからない。』
僕 『だから、誕生日っぽい誕生日ってのは、生まれかけた日なの』
友 『?』
僕 『顔だけお母さんから出てきて、でも、天気が悪かったからまた明日って顔をひっこめた日とか。』
友 『少しだけ生まれたんだ。』
僕 『で、次の日は手だけ出して「お母さんにジャンケンで勝ったら生まれるー」って言って負けて手を引っ込めた日とか。』
友 『そういうのが一週間続いたのか。』
僕 『うん、3日目には体が全部出たんだけどね。』
友 『じゃあ、その日が誕生日じゃないの?』
僕 『裸だったから服を取りに子宮に戻ったの、ファッションが気になる年頃だから。』
友 『え?どんな服?おしゃれ?』
僕 『ヌーブラ。』
友 『生まれた姿がヌーブラの赤ちゃんは嫌やなあ。』
僕 『オカン、ヌーブラマニアだからなあ。』
友 『赤ちゃんのためにヌーブラを子宮に入れておくなんて最高だよね。』
僕 『うん、だけど、セクシーすぎて恥ずかしかったから4日間くらい生まれるの拒否したよ。』
友 『まじで?4日間暇じゃなかった?』
僕 『別に、ヌーブラにビデオ機能つけたりしてたから。』
友 『メカ・ヌーブラ!』
僕 『で、メッセージビデオを作ったの、僕の次に子宮で芽生えるだろう新しい命にメッセージを。』
友 『へー、いいね、自分の未来の弟か妹か祖父かに送るんだね。』
僕 『じじいはオカンから生まれへんわ!』
友 『ごめん、本当ごめん。』
僕 『いいよ、別に、いいんだよ。』
友 『どんなメッセージなの?』
僕 『うん、「あなたは、僕の弟ですか?妹ですか?それとも、亀田三兄弟ですか?」。』
友 『オカンから亀田は生まれてこないだろ!しかも、三兄弟同時にかよ。』
僕 『「あなたが生まれてくることを楽しみにしています」』
友 『いいね、なんかジーンとする。』
僕 『「あなたの未来の兄でした、では今から、桶狭間に行ってきます。」』
友 『信長かよ!お兄ちゃんが信長だったら子宮で赤ちゃんびっくりするわ。』
僕 『今川かもしれんやろ!』
友 『もっと嫌や!』
僕 『まあ、そういうことなんで、何か誕生日プレゼントください、僕に。債権が欲しい。』
友 『へー、でも、お前の誕生日、12月6日でしょ?』
僕 『そう、正解、思い出してもらうためにこんなつくり話をしてたの、そう、正解。』
友 『お前のことは忘れてないよ。』
僕 『・・・・うん、ありがと!!!』