7年前の思い出
妹が小学校に入学するということで、お祝いを買うために一緒に文房具店へ。
僕 『えっと、何が欲しいんだっけ?』
妹 『プーさん定規の端っこを折ると銃になる隠し拳銃とか。』
僕 『6歳が人の命を測るな。』
妹 『鉛筆削りの中にスキヤキ味のふりかけを隠せるやつとか。』
僕 『みんなと同じ味の給食を食べろ。』
妹 『じゃあ、先生同士の愛の交換ノート!男と女!』
僕 『職員室の恋愛はシャレにならねえ!欲しがっちゃいけない!』
妹 『学校中の赤白帽を買い占めれるくらいのお金が入った筆箱ー。』
僕 『運動会の時に組み分け大変やん!』
妹 『じゃあ、教員免許!』
僕 『義務教育始まったばっかりやん!』
妹 『校長からスタートしたい!』
僕 『せめて教頭の位置から権力狙え!』
妹 『じゃあ、いいよ、消しゴムで。』
僕 『え、めちゃくちゃ控え目なお祝いじゃないですか。』
妹 『この消しゴムでたかしとの人生の滑り台を消せたらな・・・』
僕 『人生まだ始まったばかりなのに!過去なんて何も消せやしないことをわかってて、消しゴムにすがって生きるな!というか、たかしって誰やねん!』
妹 『え?義理のお父さんー。』
僕 『俺にまた知らない名前の父親出てきたー!』