大阪のローマピザ職人しもせのホワイト飲食経営論的な何か

年商2億円・年間休日130日のホワイトなイタリア居酒屋とラーメン屋を6店舗経営/本職ローマピザ職人/元飲食広告制作サラリーマン/損益分岐点の低いローコストほのぼの飲食経営スタイル広めて、飲食業界を過労しなくても成功する世界にしたい/全国750社参の飲食経営勉強会の2019年MVP経営者💖←参加企業募集中(個人店OK)

自動車免許取った日の話

妹を助手席に乗せてドライブしました。


妹 『免許おめでとー!お祝いに免許証の顔写真に肌水塗ってあげるよ!』
僕 『写真の中の俺より俺をキレイにしてくれよ。』
妹 『ところで、何の運転免許取ったの?他人の家に忍び込んで洗濯機の漂白剤を絶妙な量に調整してあげる免許?』
僕 『お前、今俺が運転してるの何やと思ってるねん、洗濯機じゃなくて車や。』
妹 『なんだ・・・・水泳部のビキニパンツを真っ白にしてくれる救世主かと思ったのに。』
僕 『お前の中学の水泳部全員辞めちゃうよ。』
妹 『ねえねえ、何処までドライブする?』
僕 『神戸の海沿いを走って夜景を楽しみます。』
妹 『えー、夜景かー。』
僕 『不満?』
妹 『いや、別に。ただ、夜景よりも海底でチョウチンアンコウのチョウチンを叩きたいなあと思っただけ。』
僕 『この車で出来るわけない願望を言うな。』
妹 『チョウチンアンコウに不可能はない!』
僕 『俺は不可能や!』
妹 『じゃあ、お前は頭にチョウチンつけろ!』
僕 『それでもアンコウになれんやろ!』
妹 『アンキモ出せー!』
僕 『運転中の俺の肝臓を抉り取ろうとするな!』
妹 『あーあ、男の助手席に座るの初めてなのに、アンコウになりきれないお兄ちゃんかー。』
僕 『まあええやん、兄でも、いつか素敵な男にドライブ連れてってもらえばええやん。』
妹 『じゃあ、お兄ちゃんを理想の男だと思って会話していい?』
僕 『え、いいよ。』
妹 『てへ☆照れるー。』
僕 『うわあ、若干きもいー。』
妹 『じゃあ、いくよ。』
僕 『うん。』
妹 『今日のネクタイとまわし、決まってるね!』
僕 『お前の理想の男ファッションおかしいやろ。』
妹 『力士のまわし柄のネクタイとネクタイ柄のまわしが良いな。』
僕 『そうかなあ?』
妹 『今日何食べたい?カレー?カレー?カレー?カレー?アンコウ?カレー?』
僕 『カレーで気持ち固まってるくせに抵抗勢力を混ぜるな。』
妹 『ねえ、何カレーか一緒に考えてくれないの?』
僕 『めんどくさ!』
妹 『ねえ、時速80キロで走りながら政治家の牛歩作戦想像してみて。』
僕 『スピード感覚ずれて怖いわ!』
妹 『ねえ、何か曲かけていい?般若信教でいい?』
僕 『運転しやすい曲にしてよ。』
妹 『右手でハンドルを握りながら左手で紙粘土でハンドル作ってよ。』
僕 『何か混乱しそう。』
妹 『やっぱお兄ちゃんとドライブしてもときめかないなあ、これやったら炊く前の米粒とドライブした方がましや。』
僕 『炊かれたら勝ち目無いのかなあ。』
妹 『なあなあ、エンジンかける前にダッシュボードに大量の煮こごり入れておいたんやけど、今開けたらどうなるかなあ?』
僕 『やめろー!冷えるまで待てー!』
妹 『魚の出汁の匂いを車内に充満させられたくなかったら、私の行きたいところに言ってもらおうか。』
僕 『ど、何処?』
妹 『アンコウの煮こごり食べたいー!』
僕 『はい、奢ります。』
妹 『そんで、お土産としてダッシュボードに煮こごり詰めるねん。』