大阪のローマピザ職人しもせのホワイト飲食経営論的な何か

年商2億円・年間休日130日のホワイトなイタリア居酒屋とラーメン屋を6店舗経営/本職ローマピザ職人/元飲食広告制作サラリーマン/損益分岐点の低いローコストほのぼの飲食経営スタイル広めて、飲食業界を過労しなくても成功する世界にしたい/全国750社参の飲食経営勉強会の2019年MVP経営者💖←参加企業募集中(個人店OK)

初夜には興味津々でございます、川の字の外側になろうではありませんか。

『私はあなた方のことを何一つ知りませんが幸せなのは良いことですね、うん、誰やねん、そして乾杯!』


結婚式の4次会というものに初めて出席させていただきました。すでに酔いが回りつつある新郎新婦のお知り合いの方々から『やあ、君は何でここにいるの?』と率直な意見を通り雨の如く浴びせられまいっております。『それが私にもわからないんです。ところで、新郎新婦さんの名前はなんでしょうか?リアさんとディゾンさんでしょうか?』などと素直に自分の知識の至らなさと場を和ます軽快なトークで雨露をしのぐのでした。


さて、ことの発端は先日お伝えいたしましたように、就職活動中に出会った女子学生と偶然半年振りに再会したら彼女はリクルートスーツではなくウエディングドレスを着ていたのです。就活の報告をしようと思ったら結婚の報告をされた、私の驚き具合はおそらく彼女の両親と同レベルのビックリ顔だと思われます、愕然、嗚呼、娘よ。


さて、では何故私がこの会場にいるか。拉致られました、花嫁に。私は普段からよく拉致られますので『嗚呼、今宵も寝床は甲州街道かしら、上手いこと道路をかっとばすトラックから羽毛布団が落ちてこないだろうか、100万円ぐらいの。』と慣れた手順で数時間後の自分の寂しさをかみ殺しました。私はただ、あなた方の3次会のお店の給仕として粋な接客で盛り上げようと『ブーケを必死に掴み取った瞬間に軽部さんと目が合ってしまった女子達のその後の悲劇』という作り話をしただけなのに(蝶ネクタイで目を隠され『だーれだ?』と言ってくる、など、この他に軽部さんの話を聞きたい場合は是非私のお店まで!美味しいピザあるよ!)、どうして私は人々と打ち解けてしまったのでしょうか。仕事中だと言うのに、ワインが体と思考回路を温めてくれて、とてもハッピーです。自然と4次会に連れ去られました。

乾杯の音頭は私。新郎新婦との懐かしい思い出を捏造し(最終的に私は2人をローマ皇帝の魔の手から救った剣闘士という設定になりました、その流れで菅原道真のFKは二度曲がるという今話題のU-23の話もしました)長々と語っているうちに『この、場違いが!』というツッコミがお客様から入りましたので冒頭の挨拶をした次第です。ああ、私も酔いがまわってきたようです。正直、本当に、誰なんでしょう、お前ら、幸せそうな顔しやがって、かんらかんら、私は意味もなく笑い転げるのでした、知らない人の結婚から意味を見い出せるわけもなく、私は作り話のみで場違いを撃ち殺すのでした。嗚呼、周りを見れば初めて見る笑顔ばかり、私はあなた方の笑顔以外の表情を見たことがありません。もう眠くなってまいりました、作り話はPK合戦のGKよりも気持ちが疲れるものです、今すぐにでも寝たい、誰か新郎新婦の目の前に布団を2セット敷いてくれないだろうか、私の布団はもずくでもいいからー。