大阪のローマピザ職人しもせのホワイト飲食経営論的な何か

年商2億円・年間休日130日のホワイトなイタリア居酒屋とラーメン屋を6店舗経営/本職ローマピザ職人/元飲食広告制作サラリーマン/損益分岐点の低いローコストほのぼの飲食経営スタイル広めて、飲食業界を過労しなくても成功する世界にしたい/全国750社参の飲食経営勉強会の2019年MVP経営者💖←参加企業募集中(個人店OK)

入れ歯ラブ

一人暮らしの学生の親は食料やらを詰めた宅配便を送りたがるものなのだけど、缶詰に混ざって入れ歯がぽつんとひとつ入ってたのでオカンに電話した。

僕 『東京は何でも売ってるから、別に宅急便送らなくてもええよ。でも、ありがとう。』
母 『ほへえ。』
僕 『ところで、何で入れ歯を?』
母 『うん・・・おじいちゃん亡くなったから・・・形見や・・・』
僕 『え・・・!?おじいちゃんが!』
母 『良い死に顔やったで・・・もう3食くらい食べれそうな顔やったわ。パン食な。』
僕 『って、おじいちゃん死んだの俺が生まれる前やん!25年前やん!なんで今頃!?』
母 『部屋を整理してたら、WIIの箱の中に入れ歯があってなあ。おじいちゃんの形見やわあって思って。』
僕 『そうか・・・あれ?WII発売したの去年やん!それ本当にうちのおじいちゃんの!?』
母 『その入れ歯はがっちりとWIIリモコン噛んでたわ、ガム感覚か。』
僕 『いらんツッコミやなあ。』
母 『あんたにも、思い出のよすがになる品をあげたいなあって思ってな。』
僕 『俺はおじいちゃんを知らない上にどこのジジイの入れ歯かわからんようなもんもらってもなあ』
母 『おじいちゃんね、よく、て、うん、てつぼ?なんだっけ?あ、鉄棒に。』
僕 『そこ手間取るなよ!鉄棒にどないしてん。』
母 『鉄棒の上に入れ歯を置いてな、お前に逆上がりのやり方を入れ歯を使って教えてたやないか。』
僕 『そっか、おじいちゃん俺クラスの友達にもう馬鹿にされへん!って、俺はおじいちゃん見たことないっちゅねん!』
母 『あれ?違ったっけ?じゃあ、これ誰の入れ歯やろ・・・・』
僕 『ほんまやな。』
母 『・・・・あ!・・・へへ・・・!』
僕 『なんやねんその含み笑い!』
母 『これは・・・・私の当時の不倫』
僕 『うわーーー!聞きたくねえええええ!それにオカンの相手入れ歯使ってたのかよ!』
母 『冗談よ。ただの、火遊びなんだから。』
僕 『ええええええ!俺そんな入れ歯をふるさとから届けられたの!?』

どこまで天然でどこまで計算かはわからないけど、9割は天然だという説が有力です。