SMの狭間で揺れる夏

『その土地はもう売ってしまえ、それで二人で最高のアリ地獄を作ろう・・・』って電話を友達としてたら隣で寝てた彼女が『ギャー！』って叫んだ。何だろうと思って見てみると、そこには東京のそばつゆよりも真っ黒なバディーを持つ勇者がいた。

通称G、またの名を夏のゴキブリ（ちなみに冬のゴキブリはゴキゲンなブリ大根仲間）。

叫びながらも勇敢にSG（サマー・ゴッド）に立ち向かう彼女、すごい、すごいぞ！その時、僕は部屋の隅でガタガタ怯え震えてました。

友達に『あたし怖いよお・・・ここではないどこかへと連れ去ってよベイビー・・・』って電話してた。

見事SG（去る者を・ガン見）を倒した彼女には頭が上がらなくなってしまいました。

これから一生、カルピスを作るのは僕の役目になってしまいました。うう・・・あの子の求めるカルピスは濃すぎるよ・・・搾取だよお・・・僕の分が無くなっちゃうよ・・・おお・・・夏の神よ・・・あの子をどうかこらしめてくだされ、SGよ！って、黒光りマジこええ！倒して、マイガールよ！いや、SGよ！あああ！板挟みせちがれええええ。

SGとMGの間に挟まれる夏。

Summer Goddess