ドンキホーテ美容戦争
神戸から遊びに来てる妹(17歳の方)(のんびり不思議ちゃん系)とドンキホーテに行ってきました。
妹 『うわあ、ドンキホーテやー、豆で言ったら納豆クラスの量販店やなー。』
僕 『お前の中の豆ランキングで例えるな。独自性強すぎるやろ。』
妹 『なあ、何でも買っていい?』
僕 『本当に欲しいもんやったら買ってあげるよ。』
妹 『やったー。じゃあ、七分袖をキャミソールにするためのハサミー。』
僕 『最初からキャミソール買ったらいいやん。』
妹 『え・・・・だって、キャミって下着っぽくて恥ずかしいやん・・・・』
僕 『ギザギザに引き裂かれた七分袖の方が恥ずかしいやろ。』
妹 『それだったらオッサンのランニングをキャミソールって自分を誤摩化して着た方がましや!好きな加齢臭は寝返りを打つ瞬間ー。』
僕 『うん、早く買い物すませよう。』
妹 『うん、これ買っていい?』
僕 『美容品ばっかりやな。』
妹 『私は女子高生のはしくれやからな。そして、今やオッサンのはしくれでもある・・・・』
僕 『まだキャミよりランニングを取ることで悩んでるのかよ』
妹 『これ欲しいー。』
僕 『ふーん、目元のケアね。』
妹 『これ欲しいー』
僕 『これも目元のケアか。』
妹 『これ欲しいー。』
僕 『って、これも目元のケアやん!』
妹 『これで目三部作が揃うの!』
僕 『別れの歌3部作みたいに言うなよ!お前の目は二つしかないだろうが!』
妹 『私が天津飯じゃないから買ってくれないんだね・・・・』
僕 『目が三つあるような奴の立場を残念ながら私は想定してない』
妹 『なりたい・・・はしくれになりたい・・・天津飯のはしくれになりたい・・・』
僕 『おい、やめろ、妹が天津飯だったら嫌すぎるぞ、チャオズを家に連れて来ても入れないぞ。』
妹 『まあ、目3部作って言っても、それ全部私のふくらはぎのケアに使うけど。』
僕 『目の美容品は目に使えよ、それにそんなにふくらはぎ大事ちゃうやろ。』
妹 『うーん、どうしよー。』
僕 『本当に欲しいものは買ってあげるよ。』
妹 『そっか。』
僕 『って、全部返すんかい!』
妹 『うん、一時の気の迷い、初恋が叶わなかった時の言い訳と同じやな。』
僕 『兄として、妹の初恋はそんなに聞きたくないね。』
妹 『でも、あたしキレイになって、初恋のあの人を見返したい!』
僕 『おー、じゃあ、好きなだけ美容品買えやー。』
妹 『見返してやるぞ!鶴仙人みたいな教頭先生!』
僕 『趣味悪すぎるやろ。』
天津飯妹×鶴仙人教頭という実話を基にした初恋BLは兄として絶対に阻止せねばと思いつつも、ついつい12000円分の美容品を買ってあげてしまいました。