大阪のローマピザ職人しもせのホワイト飲食経営論的な何か

年商2億円・年間休日130日のホワイトなイタリア居酒屋とラーメン屋を6店舗経営/本職ローマピザ職人/元飲食広告制作サラリーマン/損益分岐点の低いローコストほのぼの飲食経営スタイル広めて、飲食業界を過労しなくても成功する世界にしたい/全国750社参の飲食経営勉強会の2019年MVP経営者💖←参加企業募集中(個人店OK)

30歳以上に囲まれて

理想的な青年でありたいと願い演じるのは真実の自分かどうか、という若い問い立てをするほど若くないぜ。


4年間主にウェイター、時にピザ焼き歌謡ショーアイドルとして勤めたイタリアンレストランを引退することになりました。人見知りですけれど、仕事を通せば非常に人なつっこくサービス精神をあふれさせようとしている私は割とたくさんのファンを獲得していたようで、昨日は常連のお客様が僕のために引退祝勝会を開いてくれました。中には僕の大学の教授もいたりして、僕よりも30歳以上の方々に囲まれてお酒を楽しみました。


もちろん気は使います。圧倒的年下、もしも僕が昭和天皇なら周りの方々は明治天皇みたいなものです、維新はすごい。僕は戦争を知らない。基本的に人に好かれたいなあと思っていますので、その時その時で自分の人格は変わると思います。自己というものは他者との関係性の中で始めて生きる考え方でありますので、場に合わせて適切な自己を生み出します、おそらく無意識的に、途中から意識的に。この意識的というものがどうやら曲者で、意識的=演技になってしまっているのではないかなあとたまに考えます。何故に演技が悪い印象を持つのかはよくわかりませんが、世間の方々は真実が好きで虚構は処世術であるという考えが主流だと考えているからでしょうか。ありのままの自分、でないと演技になるのかなあと思ってしまいます。


しかしまあ、僕は年上の方々に囲まれたらとても柔和で優しく理想的な青年でしかいられないのであります。それは素じゃないのでしょうか。やはり演じているのでしょうか。演じることが当然になるにつれて、素が移り変わって行く、それを人は成長と呼ぶのではないでしょうか。自分探しとは、人との関係を探すことだと思います。素、という何の限定条件も無い場所でのありのままの自分、というものを獲得するのは非常に難しいなあと思います。


という風に考えながら、昨日はお酒を飲んでました。30歳以上ということで、ピンクレディーのUFOなどを歌いながら『洗濯機!カラーテレビ!パラマウントベッド!』という高度経済成長期の三種の神器を叫んだりしました。時代に合わせる俺。2大アグネスというえばチャンとラムだと思います。みゆきと言えば中島で鳥居ではないです。首相と言えば西川きよしでやすしではないと思います。ホコ天と言えば矛盾の天ぷらバージョンだと思います、からっと揚がった矛は何でも突き通します。見事な迎合っぷり。自分なんていつだって真実に決まってるし思い込みでいい。