大阪のローマピザ職人しもせのホワイト飲食経営論的な何か

年商2億円・年間休日130日のホワイトなイタリア居酒屋とラーメン屋を6店舗経営/本職ローマピザ職人/元飲食広告制作サラリーマン/損益分岐点の低いローコストほのぼの飲食経営スタイル広めて、飲食業界を過労しなくても成功する世界にしたい/全国750社参の飲食経営勉強会の2019年MVP経営者💖←参加企業募集中(個人店OK)

弾けないギターを弾くんだぜ

使わなくなったギターを妹にプレゼントしました。


僕 『もしもーし。』
妹 『はい、こちら株式会社傷だらけ株式ランドセル株式会社(株)です!』
僕 『株を強調しすぎやろ!』
妹 『もしもし、お兄ちゃんですか?それとも生き別れの方のお兄ちゃんですか?』
僕 『え、俺にも知らない家族いるの!?』
妹 『なーんだ、生き別れてない方のお兄ちゃんか。』
僕 『うん、まあ、そうなんだけど、自立した、とか言って欲しいなあ』
妹 『あ、そうそう、ギターありがとうね!』
僕 『おー、届いたか、それは良かった。』
妹 『このギターすごいね!』
僕 『そうかなあ、安物だよ。』
妹 『だって、このギター弾くとオカンは10年ぶりにラーメン屋の店長を誘惑する気になったよ。』
僕 『え!?そのギターに媚薬効果は無いし、10年ぶりって何やねん!知らない!あたし10年前知らない!』
妹 『オカンは「私はスープ、あの人は麺よ!自家製麺よ!」って言いながらビキニ姿になってた。』
僕 『いやーーーー!!』
妹 『ビキニの柄は台所の流しで腐りゆく茹でもやしのイラストだったなあ。』
僕 『ええー!退廃的な生活感丸出しの水着は嫌や!』
妹 『このギターがあればW杯に出場出来ると思うの。』
僕 『いや、サッカーにギターは関係ないじゃないですか。』
妹 『だから、審判として出ます!』
僕 『審判にもギター関係ないよ!』
妹 『ホイッスルの代わりにギターの音色を使うの!』
僕 『どういう風に?』
妹 『ファウルだったら、Fコードを弾く。』
僕 『なるほど、音色で何の笛かを変えるわけですね。』
妹 『オフサイドだったらB'Zの曲を弾きます。』
僕 『ええー!サッカーは世界中のスポーツだよ!B'Zの世界進出はそんな形かよ!』
妹 『しかも、1回1回曲を変えるからね、前半15分のオフサイドは「ギリギリチョップ」だけど、後半3分には「ねがい」を弾くよ。』
僕 『世界中のサッカー選手はB'Z全曲覚えなきゃいけないじゃないか!』
妹 『もしFWはオフサイドの音色に乗って唄えなければイエローカード出すからね。』
僕 『世界中のサッカー選手はB'Zの全曲の歌詞を覚えなきゃいけないのか!』
妹 『イエローカード出す時はギターソロがんがん決めるよ、7分くらい。』
僕 『さっとカード出せよ!』
妹 『大丈夫、そのかわり90分終わった後のアンコールの時間を長くするから。』
僕 『ロスタイムって言えよ!それにロスタイム長すぎるの嫌だよ!』
妹 『みんな、アンコールありがとう!みんなは走り疲れてるかもしれないけど、おれ達のゴールを必死に目指そうぜ!それじゃあ、唄います、B'zで「いつかのメリークリスマス」。』
僕 『バラードで走れるか!』
妹 『シュート打つよりも唄うのだ!唄わなかったらレッドカード出すし。』
僕 『ロスタイムやねんからみんな必死なのに!』
妹 『しかも、レッドカードはゆずを弾くからね、メドレーで、32分間。』
僕 『サッカーやらせてあげて・・・・』


楽器を与えるんじゃなかった、妹はメロディの使い方を間違えたがる。