大阪のローマピザ職人しもせのホワイト飲食経営論的な何か

年商2億円・年間休日130日のホワイトなイタリア居酒屋とラーメン屋を6店舗経営/本職ローマピザ職人/元飲食広告制作サラリーマン/損益分岐点の低いローコストほのぼの飲食経営スタイル広めて、飲食業界を過労しなくても成功する世界にしたい/全国750社参の飲食経営勉強会の2019年MVP経営者💖←参加企業募集中(個人店OK)

うちの飲食店経営の5月以降の戦略についてvol.5【社員の危機感を煽ってみた編】

【今後について考えてること5】
  
 

・ 今日はテイクアウトの研究をしてました!
調理完了から30分後でもちゃんと美味しいパスタ出来た!
バルサミコマヨネーズ味の唐揚げも美味しいのできた!
よかったー!
味は大丈夫、次は盛り付けのブラッシュアップや!
一安心!5月7日からの営業再開、やるでやるで!
 
  

・緊急事態宣言、延長しちゃいましたね。
うちが倒産する可能性は現段階で、
全く無いんですが、
『スタッフ30人の雇用、全員は守れない』という決断をしなくちゃいけないかもな、という時期に来ました。
 

  
・俺は1人でもしぶとく生きていく。
大好きな飲食店の仕事をずっと続ける。
でも、恥ずかしい話、スタッフの生活を守れるかどうか、それを約束出来るのは、今月までかもしれない。  
 
 

・5月、うちの戦略がハマらなかったら、6月には経営縮小を開始する。
 
 
・ここまでは守る、これ以上は守れないよ、という話を社員にし始めました。 
 

・以下、社員に語ったことです。 
 

 

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【社員の危機感を煽ってみました】
 

4月29日のテイクアウト会議、参加希望者こじまくんだけでした。
 

これに関して、苦言とか説教を言いたいのではなく、現実の話をします。
 

『そんなんじゃ駄目だよ!』ってダメ出しを言いたいのではなく、
 

『今、動いた人しか、飲食業界で生き残れないよ』と煽りたいために現実の話します。

 

俺は説教を極力しない主義で、褒め達なので、こういう厳しい話は滅多にしないと決めてますが、
 

(ちなみに去年まではめっちゃしてましたし、あんまり意味ねえなって思ってやめましたが、コロナみたいなこんな特殊な状況は無いので、久々にします)

 

危機感を煽っておくべきだと思いましたので、話します。

 

本音しか喋りません。

 

仕事が全く無くても、1人月給20万円くらいお渡しします。

雇用調整助成金を使ってるから、下瀬の負担は無いんでしょ?

と思ってる人もいるかもしれませんが、

月給20万円払うと、そのうち4〜5万円は私が負担してます。
社員は12名なので、50万円くらい毎月赤字です。
 

つまり、いつまでも雇用を守ることは厳しい、のです。

 

さらに、雇用調整助成金、政府もかなり混乱してます。
 

全く支給されないことは無いと思いますが、支給が半年後になるかもしれません。
 

私が約束したことを覚えてますか?

6月15日までの給料は補償する、と、言いました。

つまり、7月15日以降の約束はしてない、です。

 

じゃあ、みなさんが7月15日以降の生活費を確保するためには、いつ動くべきか。
 

今ですよね。6月から別の仕事をする、もしくは6月以降もうちで働けるように下瀬に相談する。
 

そうなると、5月中に6月以降の仕事を決める必要があるんです。

 
だから、執拗に、転職も考えておくべき、と私は言ってました。
 

いつまでも全員の雇用を守りきれないから、自分で稼ぐ能力を身に着けて欲しい。

 

私は誰一人、解雇するつもりはないです。

それは、仲間とお店を守りたいから、です。

しかし、もうひとつ理由があります。

解雇すると『雇用調整助成金もらえなくなるなど、色んなペナルティを受けるから』です。

日本の会社で『窓際族』というのが存在するのはこういう理由です、解雇すると会社がダメージ受けちゃうので、解雇せずに窓際に追いやるという方法ですね。

 

 

解雇しない場合どうなるかと言うと、

会社都合の休業は給料の60%ですので、月給15万円ほどになります。

経済復活にはおそらく時間がかかります。
 

うちの売上が戻るのは10月以降だと思ってます。

なので、前と同じ量を働くことは不可能です。
 

シフトがんがん削ります。

そして経営者の俺も現場に出るので、さらにシフトの枠は減ります。
 

お店の数を減らすこともあると思います。

そしてもし、雇用調整助成金が機能しないとなると、私はペナルティを受けても解雇を開始します。

 

仕事は減ります、給料は下がります。
 

じゃあ、7月以降の生活を確保するためには、どうすればいいのか。

 

①下瀬に相談する

②転職する

③月給15万円でも耐えれる暮らしにする
 

この3つのいずれかになると思います。

うちで働きたい、うちで月給25万円以上稼ぎたい、という相談が来た場合、

下瀬はどういう人を選ぶと思いますか?

12名全員に仕事を与えることは出来ない場合、どんな人を優先すると思いますか?

 

それは

『自分で仕事を生み出し、ヤル気のある人』

『自分で仕事を生み出し、お客様を喜ばせることが出来る人』

『自分で仕事を生み出し、売上をアップさせる人』

です。
 

もし、会社の言われた通りの仕事をする、なら、アルバイトの方が給料安いんだから、アルバイト採用しますよね。

アルバイトだったら、給料0円にしても、会社にペナルティ無いですし。

 

コロナで、社会全体の仕事は減ります。

特に飲食業界、仕事の数も減ります、収入も減ります。

経済はもうめっちゃやべーわけです。

自分で仕事を生み出せない人の需要は下がりまくります。

仕事できるやつに仕事まわせば十分、な社会になっていきます。

 

その時、あなたはアルバイトなのか、正社員になるのか、分かれ道に来てます。

 

『自分のやりたい仕事で楽しく生きる』というのは、良い幸せの形だなって、私は思います。

どんなに儲かっても、麻薬の密売人とか嫌じゃないですか。

お客様に美味しい料理を食べてもらって喜んでもらいたいじゃないですか。

高級な寿司を握るんじゃなくて、ピザやラーメンを売りたいじゃないですか。

自分のやりたい仕事をもらえる可能性、今後めっちゃ減ります、そういう時代に来てます。

仕事をもらえないなら、自分で生み出すしかないわけです。

毎日を幸せに生きるために、何が必要なのかを考えて欲しい。

そして考えた結果、うちで働きたい、なら、自分が一体会社にどんな貢献が出来るのか、を考えて仲間に伝える必要がある。

つまり、テイクアウト会議とか、参加したほうがいいよ。

 

で、うちで働かなくてもいいや、なら、転職活動を開始すればいいし、

うちで働きたいけど自分で仕事を生み出すのは興味ないなーなら月給15万円で生きてく方法を考えればいい。

 
 
覚悟して行動してください、待ってたら死ぬ。
自分の生活を守りながら、仲間のために働く。
自分の生活を守ることをまず大事にしてください、そのための転職活動は大事です。
転職しろ、とは言ってないです、転職できるのかどうか色んな情報を調べておくべき、と言ってます。
この時代に稼ぐ方法を探せ、と言ってます。
  

 

まとめると、

今すぐ動き出さなきゃ、自分のやりたい仕事や給料は手に入らないよ、です!

もうギリギリの時期に入っちゃってるよ!

飲食業界で楽しく働く難易度上がっちゃってるから、動き出さなきゃ、しんどくなっちゃうよ!
 
 
  

俺は、守れるまでみんなの雇用を守る。
けど、いつまでも守れないし、守れる人数は減っていく。
具体的な数字も今後語っていく。
 
 
 
 
最後にまとめておきます!
自分の夢や生活のために一生懸命考えて動いて覚悟して、その上でうちで働きたいなら、あなたの力を仲間とお店のために使わせてよ!です!
以上です!
 
  

 
何が言いたいかというと、
みんな守ってもらう側じゃなくて人を守る側になって助け合って厳しい時でも楽しく働こうよ、
です!