2003年12月16日(火)あんたのどれいのままでいい

我が家に新しい電子レンジがやってきました。妹は鶏肉と黒魔術が大好きです。

せ　『おー、これが新しい電子レンジかー。』
妹　『四万円もするんだから鶏肉をチンしたらニワトリも生き返るよね！』
せ　『黒魔術みたいな電子レンジですね。』
妹　『どっちかと言うと白魔術やね。』
せ　『うわ〜、非日常な細かい指摘どうでもいい。』
妹　『せっかくだからこの電子レンジでクッキーを作ろう。』
せ　『いいね〜。』
妹　『どんなクッキーにしようかな〜。』
せ　『こんがり焼けた小麦色にチョコチップの黒さが点在するのとかいいよね。』
妹　『こんがり色に黒粒か〜。よし、お好み焼きみたいなクッキーにしよう！』
せ　『なんでやねん！まだクッキー味のお好み焼きの方がええわ！いや、このツッコミ間違ってる！どっちもよくない！』
妹　『何を興奮して自分のツッコミにツッコミいれてるん。』
せ　『まあ、ええやないか。』
妹　『さあクッキー作り！チョコの代わりにソースをちりばめて〜。』
せ　『どうして平均的な中学生の発想を拒否したがる？』
妹　『雑草の代わりに青のりをふりかけて〜。』
せ　『うん、緑色は大事やね、・・・・ってもともとクッキーに雑草は使わへんわ！』
妹　『的確なツッコミＯＫ。』
せ　『(天然だけじゃなくて計算ボケも出来るようになってきたなあ・・・)』
妹　『よし！出来た！』
せ　『ええ！？まだ焼いてないやん！』
妹　『時間の都合ですでに出来上がったものがこちらに。』
せ　『料理番組でも最近は最後まで作ってるのに。』
妹　『文句言わないでさっさと食ってみろ。』
せ　『わかった、食べるよ。・・・・ってこれクッキーじゃなくてお好み焼きやん！しかも、モダン焼きやん！もう一度言おう、しかもモダン焼きやん！』
妹　『モダン焼きよ！』
せ　『モダン焼きかよ！』
妹　『モダン焼きだよ！』
せ　『モダン焼き・・・・・・・ちくしょう・・・・・大好きだ！』

僕はモダン焼きが大好きなのです。それを知って妹はクッキーじゃなくてモダン焼きを・・・・・・うん・・・・・あんたのどれいのままでいい。

結局、電子レンジを使っていないことに気付いたのはモダン焼きの中に多数の卵の殻が発見された時だと思う。ご主人様は一筋縄じゃいかねえもんさ。

妹　『チョコチップと青のりがモダンな感じです。』