新宿駅でファンキー労働者
上京したばかりの頃を思い返しながらラッシュ時の新宿駅を歩いていると死んだ目がいっぱいだなんて言う奴の目は死んじゃってるからそういう風に見えるんだなあって思う、僕の目は一時的に人の多さがイヤになって自殺してたんだ、改札内に落ちているたくさんの切符はもしかしたら誰かが捨てたんじゃなくて誰かが落としただけかもしれない、どっちにしても僕は何だか寂しくなるぜ、拾わずに踏んじゃって前に歩いて行っちゃうさ、人のことなんて目が慣れて生き返った気になっても何にもわからないってのは当たり前のことで人前で言う気にはならないのだ!だけど、言わなきゃ寂しくてたまらないから当たり前のことを当たり前に言う、それがありきたりだと悔しくなるから真剣にふざけちゃう、何だって断定することが怖いだなんて、僕的すぎる!ああ、新宿駅の有料トイレで客のカニ味噌をすするような勇気あるトイレ清掃員になりたいなあ(有料トイレにはカニ一杯がサービスでついてくると思っている、けど、最近は違うんだろうなあって気付き始めてはいる)。