僕の部屋の天井からは旨味成分がにじみ出ているんだ

家庭用星空投影機「ホームスター(HOMESTAR)」 スターシルバー

夜、電気を消して部屋の中を真っ暗にする、スイッチON、寝転がって天井見上げれば満点の星空！ああ、家庭用プラネタリウムが欲しい。絶対モテる、彼女は俺に惚れて俺はそんなロマンチックな俺に惚れる、話脱線、夏休みの最大のイベントは宇都宮にあるろまんちっく村というテーマパークに男友達（豪雨の中に飛び出して、雨宿りしている人たちを哀れそうな目で見つめながらブレイクダンスを始めるずぶぬれになりたがる童貞）（そして僕はそいつの雄姿を見て勇気付けられ豪雨の中に飛び出して、そいつの横で米をとぎだす、雨なんてやまなきゃいいんだ・・・俺達の生き様）と二人っきりで行くことです、話を戻せ戻せロマンチック戻せ。家庭用プラネタリウムがあれば僕の殺風景な天井が宇宙に繋がるんだ、すげえー、でも、値段がけっこうするのよねー、じゃあ、自分で作ればいいって思って、ちょうど食べてたカップラーメンのナルトを天井に向かって投げてみた、ナルトって渦を巻いてるあたりが宇宙の星っぽいよね、ナルトが落ちてきた、熱い、ナルトが熱い、顔に、顔にー、もう嫌だ、プラネタリウム計画中止、俺は地球にひきこもる、そして敷金を気にして部屋を傷つけないように小さく生きてくんだ、ちっぽけだ！あーあ、僕は宙に舞い顔に落ちてきたナルトを食べながら泣く、・・・・ん？あれ？このナルト、超おいしい、天井にぶつかって落ちてきたナルト・・・え？俺の部屋の天井、調味料？旨味調味料なの？やべー、天井が味の素超えたー、良い味出してんじゃねえか！俺の天井！星空じゃナルトを美味しく味付けできないんだぜ！わーい、次はちくわを天井に投げてみようかな！おいしそう！あーあ・・・・なんか・・・あーあ。