どうぶつの森ですれちがう

実家に帰省しまして妹とＤＳで遊びました。

妹　『お兄ちゃん！どうぶつの森ですれちがい通信やろーや！』
僕　『あー、あの、どうぶつの森っていうのはＤＳのソフトで、通信モードにして持ち歩いていると他に通信モードにしている人とすれちがった時にゲーム内で手紙とプレゼントの交換が出来るコミニケーションツール的なやつやね。』
妹　『誰に説明してるねん！皇室に対してか！』
僕　『皇族とすれちがい通信なんて恐れ多くて出来んわ！』
妹　『そんなん気を使いすぎやで、皇族だって流しそうめんするし。』
僕　『なんとなく庶民的やなあ。』
妹　『で、流しそうめんを強奪しようと現地人がブーメラン投げてくるのを見事に避けたりするし。』
僕　『皇族は何処で流しそうめんしてるねん！全然庶民的じゃないやん！』
妹　『で、ライオンやハイエナと一緒に箸の代わりにブーメランでそうめんを食べようとして全然すくえないなあって大声で笑ったり、もう皇室は大爆笑。』
僕　『サバンナか！ムツゴロウのレベル超えてるやん！』
妹　『まあ、すれちがい通信やろうよ。』
僕　『うん、ええよ。』
妹　『普通にすれちがっても面白くないよね。』
僕　『いえ、そんなことないと思います、普通は面白いです。』
妹　『やっぱり普通は熱さまシートに肉って文字をプリントする行為並に面白くないよねー。』
僕　『俺の話を聞いてくれ。あと、意外に面白いと思うなあ、その商品。』
妹　『個人的には熱さまシートに「私、熱さまシートは、あなた様の熱が下がらなかったら自爆する意気込みです」とか書きたいなあ。』
僕　『頭ふっとんじゃう！』
妹　『面白いすれ違い方したいから、土俵ですれちがい通信やろうよ。』
僕　『えー。』
妹　『お互いお相撲さん雇って、まわしの中にお互いのＤＳを仕込むの！』
僕　『めんどくさ気持ち悪！』
妹　『私のお相撲さんはアンガールズ山根がぶくぶくに太った感じのアンガールズ田中！』
僕　『強いのか弱いのかよくわからないな！田中を太らせた上に山根に似せるなんて可哀想やん！』
妹　『お兄ちゃんのお相撲さんは曙がガリガリに痩せて年老いた感じの豚バラ肉！』
僕　『え！？豚肉なの！？お相撲さんって言ってるのに人間じゃないのかよ！』
妹　『あ、あの、ツッコミそこじゃないから。』
僕　『えー、わからん。』
妹　『元々は山根(田中)はガリガリで曙はデブなんだから、逆に太らせたり痩せたりする必要ないって言って欲しかった。』
僕　『どう考えても人間ＶＳ豚肉の相撲に何でやねんってツッコむやろ普通！』
妹　『謝れ！曙に謝れ！あと、信長に謝れ！』
僕　『本能寺の変の犯人は俺じゃないわ！』
妹　『じゃあ、お相撲さんのまわしの中にＤＳを仕込みます。』
僕　『いや、俺の豚肉だし。』
妹　『負けた方はＤＳと一緒に角煮にされまーす。』
僕　『角煮ってこっちが負けること前提ってのがまるわかりな罰ゲームやん！』
妹　『はっけよーい、のこった！』
僕　『ねえ、お相撲さんは？』
妹　『よし、行け、あー、豚肉なかなか強いな！すごい、豚肉が良い張り手してきた！でも、勝ったー！』
僕　『いや、あの、何処で相撲してるんですか？あと、豚肉に手あるの？』
妹　『私の頭の中の土俵。』
僕　『最初から俺の勝ち目なかったー！』
妹　『すれちがい通信で実家の光熱費請求書が入った手紙と豚肉をプレゼントしたよ。』
僕　『えー！俺は中学進学おめでとうって書いた手紙とレコードプレイヤー送ったのに！』
妹　『そんなことよりも金をくれ、何ならＤＳごと寄越せ。』
僕　『すれちがいというかひったくりやん。』
妹　『今度はＷ杯のピッチですれちがおう！』
僕　『お互い日本代表に選ばれないと思いますけど。』
妹　『私、ゴールポストに変装するからお兄ちゃんはレッドーカードに変装してね！』
僕　『カードの形にはなれねえよ！』
妹　『母をイエローカードに変装させるから。』
僕　『審判のポケットの中で母親と重なりたくないわ！』
妹　『あの、普通に通信やろうよ。』
僕　『うん。』
妹　『明智？』
僕　『違います。』

妹がやってきた後の僕の村の掲示板は信長を褒め称える文章でいっぱいになりました。お兄ちゃんよりも信長と通信したかったって書いてた。