2005年6月13日(月)〜2005年6月19日(日)の新譜
◎『from RAINBOW TOWN』 THE MICETEETH
『landmark』 Salyu
『そうかな』 小田和正
僕はTHE MICETEETHがめちゃくちゃ好きです。ゆるやかなサウンドに乗って歌い上げ穏やかな狂気を発しステージ上で常識の判断基準を軽く無視して音の流れでぐにゃぐにゃになった大地で歩いたり転んだり笑ったりで、自由という幸せな裏切りを魅せてくれるバンド、お酒ください、朝焼けでも夕焼けでも、風景が変わってく時間に聴けたらこれほど気持ち良く眠りにつけそうな音楽をやってくれる人たちはいないですよ、と。だから今日も僕はマイスティースを聴きながら友達のハンバーグをひき肉に戻す作業をしています、夕暮れ時晩御飯前、さあ、せめてオレだけでもハンバーグいただきます!
よゐことの距離を詰めたら負ける
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よゐこが過去に作ったネタを厳選して再演した舞台をDVD化。シュール、と言っても中学生レベルの発想と演技力、とても下手なんです。ところが、僕の頭の中ではコントの天才ラーメンズと同等の扱いをしてしまうほど面白いと感じちゃう、完成度が高いラーメンズと完成度が低いよゐこ、実力の差は見え見えなのに笑いは同じくらい生み出される。これはもう距離感の問題と言うしかない。ラーメンズもよゐこも、コントで客を置いてけぼりにする世界観を生み出すことが多々ある、それでも僕らはそれを遠いとは感じない。ラーメンズは完璧なシナリオを敢えて少しだけ壊してみせることがある、それは小林賢太郎が片桐仁の動きに素で笑ってしまうところであったりする、あっという間に世界は縮まる、演者として全然失敗じゃない失敗。そして、よゐこ、彼らは中学生レベルを絶妙のバランスでついてくるプロだ、思いついた瞬間に勝ちは決まってる発想、それをほとんどいじらず中学生レベルの笑いの提案を加えていく、いかに不条理な世界でも僕らはその世界に移り込むことが出来る。中学校の文化祭、そんなにレベルが高くない笑いでも客からは爆笑が取れる、それは親近感が成せる技だと思う、演者も客も同じ学校の人間、普段からよく知っている人間同士、身内ネタは笑いが取りやすいものだ、馴れ合い。よゐこは気持ち良いぬるま湯の温度を探り当てる天才だと思う、プロのシビアな舞台が二人の憎めない下手さ加減に中学生文化祭の舞台に変化する、一瞬にして客に親近感を覚えさせる空気感、客との距離が近づいたら難解な設定なんてどうってことない、そして展開はベタでわかりやすいのだ。客に媚びない圧倒的で孤高な芸術的ネタでも面白いものはたくさんあるが、一瞬の力の抜きが大爆笑へと繋がるラーメンズ、終始だれきって爆笑を取るよゐこ。ゆるさが大好きだ!親子丼もゆるい方が美味しいしね、卵なんて半熟どころか、まだ生まれてないくらいゆるゆるな感じがいいよね、まあ、それじゃ親丼なんだけど、悪くない。旨いよ。ラーメンズのDVDについてもそのうち文章書きたいです、たい焼き食べたいです、中にマグロがつまったたい焼きが食べたいです。
タコペット
- 作者: 山内昶
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憧れ愛しすぎる故に対象物と一体感を求め、食べちゃいたいという心理作用が働く、まあ実際には食べないんだけど現代文化のほとんどの人は。その心の動きの要因は一体何なのか、僕は正直筆者の主張を裏付ける決定的な理由の部分を読み取ることが出来なくてよくわからなかったんです、で、仕方が無いので何とか得られた情報だけで僕なりの答えの再構築をしてみることにしました、ペットを何故食べないかって?それは、食べようとしたらペットがグレイシー柔術で反撃してくるからですよ、奴らこそ真の継承者だ、寝技に、寝技に持ち込まれたら終わりだぞ!!!