未来は僕達の手の中
THE BLUE HEARTSの当時の写真を見ると物凄くダサいですよね。何だこのファッションは、カッコ悪すぎるぞ、と。今の価値観で過去を解釈するほど愚かなことは無いと思っていますが、流石にこれは酷いんじゃないかと思います。当時の人達はどう思ってたんでしょうね、やっぱりヒロトはカッチブーだなちくしょーと感じていたのでしょうか。まあ、僕にとって見た目はどうでもよくて、ブルハの音と歌詞が宝物なのですよ。ブルーハーツの1stアルバムって名言しか載ってないんですよね。
生きてることが大好きで 意味もなくコーフンしてる
どこかの爆弾より 目の前のあなたの方が 震えるほど大事件さ
言葉はいつでもクソッタレだけど 僕だってちゃんと考えてるんだ
こんな言葉が直情的なサウンドに重なって、激しい曲調でノリノリ(?)なのに感動を心にぶち込んできよるんですよ。軽くもないし重くもないのです。最近のパンクバンドってどっちかですからね、めっちゃ軽くて陳腐か、無駄に重く叫んでるだけってな感じの。数少ない本物のパンクバンドのGOING STEADYが解散してから更にこのシーンがつまらなくなってますよ。ジャパハリネットとガガガSPとビバッチェくらいですかねー、面白いな〜と思えるのは。太陽族とかお手軽に曲を作りすぎですよ、一回聴いたら飽きるしんどさ。ブルハを超えるカッコ良いバンドって当分出てきそうにないなあ・・・。
ビートルズは絶えず世界に発信しても良い音楽だと思うんですけど、ブルハは100年くらい冷凍保存して今よりも暗い世の中に向かって一気に解凍して放出したいって音楽だと思うんですよ。
そういえば僕はブルーハーツを知るよりも先にハイロウズを好きになったのですよ。胸のドキドキだけ〜〜、例えば千年千年じゃ足りないか〜。
パンクって何を基準にジャンルを分類したらいいのだろうか、音楽のカテゴライズに意味なんて無いぜ---ってな言葉は今は無しにして。音?歌詞?やり場の無い叫び?う〜ん、やっぱどうでもいい。